使用可能なソリューション(Consumable Solution)

 ディシプリンドアジャイルのアプローチを適用する際のひとつの側面は、ソフトウェアを生産することから、使用可能なソリューション(Consumable Solutions)を提供するという点へフォーカスを移すことだ。使用可能なソリューションとは、適切な経済的・文化的・技術的制約の下で、利害関係者のニーズに適合したものだ。”使用可能なソリューション”という言葉を吟味してみよう:
使用可能な(Consumable)
 単に”潜在的に出荷可能”である何かを作るだけでは不十分であり、それよりもターゲットの聴衆に望ましい何ものかでなければならない。次のように考えてみよう―誰も使いたいと思わないようなものを出荷したら、あなたはそれを成功と思うだろうか?もちろん、違う。ディシプリンド・アジャイリストは、成果物が利用可能でなければならないことを理解している。それは、機能を満たし、使いやすくエンドユーザが望んでいるものでなければならない。
ソリューション(Solution)
 よく見られる事象として、ITプロフェッショナルとして私たちはソフトウェアを開発することだけではなく、はるかに多くのことを行う。そう、ソフトウェアは明らかに重要だが、私たちはしばしば利害関係者のニーズに応えるために、以下に挙げるようなことを行う:
  • 高品質なソフトウェアを開発する
  • 新しいあるいはアップグレードされたハードウェアを提供する
  • 利害関係者が使用するビジネス/運用プロセスを変更する
  • 利害関係者が働く組織構造を変更する
  • サポート文書を更新する
 高品質で動くソフトウェアは重要ではあるけれども、高品質で使用可能なソリューションを私たちの利害関係者にデリバリーすることのほうが、もっと重要だ。最低限でも、ITプロフェッショナルは、良いソフトウェアを作りだすスキルとそれへの欲求を持つべきだが、本当に必要なものは、偉大なソリューションを提供するスキルとそれへの欲求だ。私たちには強力な技術的スキルが必要だ。しかし、また強力な”ソフトスキル”―ユーザインターフェースデザインやプロセスデザイン力―が必要であり、それによって使用可能なソリューションが産み出されるのだ。
オリジナル:Consumable Solutions
http://www.disciplinedagiledelivery.com/consumablesolutions/
 (翻訳 藤井智弘)
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