作成者別アーカイブ: 藤井 智弘

藤井 智弘 について

DADの推進がほぼ本業のようになっている私。自由すぎるぞ!

オンラインセミナー/研修が始まります(ました)

PMI日本支部主催のDA研修が4月に予定されていたものの、現在のコロナ騒動の中で残念ながら中止となってしまいましたが、この度オンラインセミナー/研修として再度企画されました。

オンライン化にあたって、当面以下の2本立てで進めてまいります。
※どちらも有償です。

1)ディシプリンド・アジャイル概説

ディシプリンド・アジャイルの認知度を上げていくために気軽に参加できる2時間程度のセッションを行います。

  • スクラムやらXPやら色々ある中で、どうしてディシプリンド・アジャイルが提唱されたのか?
  • 他の手法との違いはなに?
  • どういうメリットがあるの?

…といった、ディシプリンド・アジャイルが生まれるに至ったそもそもの問題意識や、問題に対する解決へのアプローチが他の手法とどう違うのか?という、「技術的な詳細」よりも「なぜ?」に着目することで、受講者の方に「自分達が抱えている問題の解決策たりうるか?」を判断する材料にしていただきたい
…なんて狙いのもとで企画されたコースです。

平日の夕方や土曜日の午前中といった「業務が一息ついた時」に受講できるようPMIさんが配慮されていらっしゃるので、興味のある方はぜひご検討ください。

ちなみに、7月に開催した回では、平日の夕方に130名のご参加をいただき、活発な質疑応答が行われました(ありがとうございました>ご参加いただいたみなさん)

次回は、9月5日(土曜日!)に予定されております。

2)1日研修(題未定、企画進行中)

「概説」を受けて、技術的な詳細を説明する(とはいっても1日でできる範囲で、ですが)コースを企画しています。「概説」では時間の制約もあり、座学とQ&Aのみとなりますが、こちらのコースではワークショップを行う予定です。近々募集が始まるはずですので、PMI日本支部のサイト(下記)をチェックしておいてください。


オンライン研修がグローバルで一般化する中で、海外で行われている研修も(言葉の問題はありつつも)気軽に受講できるようになっています。そんな中、日本独自の企画ですから、小職がこれまで日本のお客様に導入するお手伝いをしてきた中で学んだ、「日本の現場にとってのディシプリンド・アジャイルのポイント」をお伝えできるようネタを仕込んでおります。

…ということで、御用とお急ぎでない方は(お急ぎの方も)ぜひご検討ください。

関連リンク:

 

2020/08/12 藤井智弘 記

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【告知】PMI日本支部主催研修「ディシプリンド・アジャイル基礎」開講

昨年8月にDAがPMIに買収されてから早8ヶ月、日本での啓蒙策についてPMI日本支部の方と相談してきましたが、晴れて新年度から、基礎編の1日研修を開講する運びとなりました。
初回開催は4月22日を予定しており、すでに申し込みサイトが立ち上がっています。

”PMI日本支部主催アジャイルPM研修「ディシプリンド・アジャイル基礎」”

講師は私(藤井)が担当させていただきます。

アジェンダは以下のように考えています。

  • ディシプリンド・アジャイル概要
  • DAステップバイステップ:方向付けと移行
  • DAステップバイステップ:構築フェーズ
  • DAステップバイステップ:スケーリング

1日研修ですから、DAの初学者を対象に、全体像とアジャイルライフサイクルを通して、DAを理解するという立て付けになっています。

この類いのイベントはコロナ騒動の関係で開催されるか否かがなかなか難しいところはありますが、この記事を書いている3月14日時点では開催する方向で進めていますので、興味をある方は受講をご検討ください。

 

注意:このコースはPMIの公式コースなので、PDUは交付されます。ただし、DAの認定取得用の教育ではありませんのでご注意ください。

藤井 智弘 2020.03.14記

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Mark Lines氏によるオンラインセミナーが開催されました。

3月14日、PMIのDAバイスプレジデントであり、DAの創設者の一人であるMark Lines氏による、オンラインセミナーが開催されました。

https://www.pmi-japan.org/event/open_seminar/pm/2020_03_03_da20200314.php

元々は、3月上旬に来日されるはずでしたが、現在のコロナウィルス騒動の関係で急遽変更されたモノです。

土曜日の午前中にもかかわらず、2百数十名の方が参加されました。参加されたみなさん、お疲れ様でした。

今回のセミナーは、PMI会員以外にも広く門戸を開いて行われ、録画もされています。今後、以下のようなフォローが行われるとのことです。

  • 動画の公開
  • セミナー中にはチャットで質問が寄せられましたが、すべてに回答することは時間的に難しかったので、後日回答が公開されます。

動画と質問回答の公開に合わせて、ごくごく私的な補足解説をこちらでブログにアップしようかと思っておりますので、ご用とお急ぎでない方、コロナショックで暇つぶしの方策が尽きた方、ご利用いただければと思います。今しばらくお待ちください

藤井 智弘 2020.03.14 記

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PMIとDisciplined Agile最新情報(2019.11)

Disciplined Agile コンソーシアムが運営する会員向けメーリングリストでは、定期的にレターが配信されるのですが、去る11月6日のレターでいくつか情報が提供されたので、こちらにご紹介します。

その前に・・・

【新しいロゴ】

  • DAの新しいロゴマークが出来ましたw。それがぁ〜こちら!

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・・・はい、次行きますw。

【PMIの現時点でのプランや意向】

  • PMIからは推進プランがいろいろ出てきているみたいです。ざっと挙げると・・・
    (“※”印は、翻訳者による補足です)

    1. 現行のDAパートナー制度が、新しい形(※詳細は不明)でPMIへと統合されます。
    2. 2020年末までに、DAのインストラクターを全世界で200人以上に増やします。
    3. PMIの世界中の支部(300に及ぶ)で、DAのエキスパートを育成する”DAチャンピオンプログラム”が導入されます。
    4. 新しい認定プログラムが予定されています。まずは、2020年1月からDAリーンスクラムマスター(DASLM)、それ以降DAリーンプロダクトマネージャー、DAプログラムマネージャーが予定されています。
    5. 最近PMIが獲得したFLEX(バリューストリームの最適化し、SAFeチームを進化させたり、他のスケーリングアプローチを含む)のコンテンツを統合させます。
    6. 2020年1月以降、世界中でDAワークショップを企画しています。
      (※:このワークショップはDAコンソーシアムのころから行われており、Web上でスケジュールも公開されていましたが、それを継続していくという意味。いまのところアジア圏での現地開催は予定されていませんが、ネット上でのバーチャルな会は予定されています)。
    7. 3タイプのトレーニングが1月以降提供される予定です。
      • ILT(※講師が対面で行う、いわゆる”教室での講義”)
      • ヴァーチャルライブトレーニング(※:ネットで参加する、録画ではない講義)
      • コンピュータベーストレーニング(※:録画のオンライン教育)
    8. DAの知識ベースがリファクタリングされます。デリバリーチームの周囲の利害関係者や非IT分野での利用を意識して、拡張しやすいものにすることが目的です。
    9. キャリアパスやスキル開発のための、長期視点での認定プログラム制度が提供されます。
    10. 上記のイニシアティブをサポートできるよう、(※DAコンソーシアムが所有している)バックエンドのシステムやWebサイトをPMIのシステムに統合する。

 

【日本では・・・】

DAD本の翻訳を起点にこのDAD2.0に合わせてボランティアで翻訳を進めてきたこのサイトですが、上記の方針を受けて、PMI日本支部の方と顔合わせの会を持ちました。詳細はまだ開示できませんが、大まかに言うと、次のような感じ

  • DAの日本での紹介・導入について、PMI日本支部と筆者(藤井他)は、今後協力を密にしていくことで合意しました。可能性としては、セミナー、教育コース、書籍等々いろいろ考えられますが、まだ話が始まったばかりなので、今後詰めていきつつ、いろいろ決まり次第告知させていただきます。
  • 当サイトの維持管理については、まだ会話が始まっていません。上記8にあるように、DAの知識ベースのリファクタリングが始まっており、おそらく書籍も変わってくると思われるので、それらの様子を見ながら、日本語版サイトの同期については、(誰がやるかも含めて)今後PMI日本支部と相談になると思います。
  • 当サイトの更新の方針が決まるまでは、このまま公開を続けておきます。プロセスコンテンツそのものにはあまり手を入れるつもりはありませんが、最新情報は出来る範囲(=許される範囲)で投稿していきます。

 

【個人的な所感】

上記の計画を見ても「がっつりやる気だな」という感じが伝わってきますが、今回それをさらに実感したのが、PMI日本支部と(おそらくその上位の)アジアパシフィック(以降AP)の反応の早さでした。

買収されたばかりで知財の扱いについては日本支部側でもまだ把握しきれていないご様子。

  • 「セミナーで使う資料が厳密に指定されて改変はまかりならん」とかなんとか
  • 「認定を受けていないやつが、公の場で好き勝手話したらあかん」とかなんとか

なんてことをこちらは心配し、日本支部の方に確認したところ、「APのほうに確認する必要あり。ただし返事が来るのは2〜3週間」と言われていたのですが・・・確認の問い合わせをしていただいたところ、APからは即日の返信で、しかも、

  • ”協力歓迎”
  • ”日本でどんどん進めて良い”
  • ”全面的にサポートするよ”

的なキラキラ美しい文言が。

どうやらScott Ambler氏/Mark Lines氏がAPの担当者と話を通していてくれたらしく、筆者が予想していた以上に(そして心配とは真逆に)、スムーズ&前向き&サポーティブでした。

・・・ということで、PMI日本支部と密に協力しつつ、DAのメリットを享受する人をさらに増やすべく、微力ながらお手伝いさせていただこうと、想いを新たにした昨今でございますmOm

藤井智弘 2019.11.16記

 

 

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PMIがDisciplined Agileを獲得(Acquire)しちゃったとは:当サイトへの影響諸々

当サイトを主宰している藤井です。

ご無沙汰しております。

長い拘束時間の案件も一段落し、すっかりほったらかしになっていた当サイトのメンテナンスも、USに合わせた4.0化へと動き始めたばかりの8月9日、こんなニュースが・・・

Project Management Institute Announces Acquisition of Disciplined Agile.
Expands Offering for Project Managers and Teams to Choose Their “”Way of Working”

いやぁ、世の中、なにが起きるか分かりませんね。

詳細はまだ分かりませんが、当面起こりそうな当サイトへの影響はつぎのものかと。

1)一部のコンテンツは、4.0版への更新に着手していました(すでに作業予定表があったりする)。もっとも、そもそもアナウンスもしていませんし、このサイトをご利用のみなさんへの影響は低いかと。

2)それよりも、そもそもメンテナンス出来なくなるかもしれない。
個人的にPMIとのつながりがないので、どういう考え方をするみなさんかわからないのですが、DAがPMIの持ち物となったことで、PMI所有のサイト以外での翻訳が禁じられるかも(根拠はありません。ただ、最近アジャイルも、認定や権利がビジネスになっているので、可能性はあるかなと)。

3)ちょっと画策していたDAD本第2版(WoW本ですね)の翻訳はますます難しくなったかな。

ま、しばらく様子見つつ、つてを使っていろいろ情報収集(→このサイト継続の可能性も探る)しようかと思います。だめになったらなったで、そのときはそのときだぁあ。

藤井智弘 2019.08.11記

 

 

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DAD説明会は、”怖い”のか?

さる10月24日、縁あってQConTokyo2016で、ディシプリンドDevOpsをネタにしたセッションの機会を頂戴しましたが、その後の懇親会の場である方に言われたのが、
DAD説明会への申込みは、”怖い”と思われているのではないか?
という点。すでに数件依頼をいただいていたので、
へ? ”怖い”?
って感じだったのですが、その方曰く、どうやら怖いと思われる要因は以下の2つのようで・・・

  1. ベンダーに勤めている人がただで説明会に来てくれるってこと自体が、なんだか”怪しい”。その後どどどって、営業がやってくるのではないか?
  2. 講演料とか払わなくてもいいのだろうか?なにか魂胆があるのではないか?

「うーむ、みんなそんなに筆者のことを理解しているのか」・・・じゃなくて、「おじさんは、怖くないんですよ〜」と理解していただくために、ちょっと補足説明しておきます。

まず、1について。
ご依頼いただいた場合には、基本的には筆者(ヒューレット・パッカード所属)が伺いますが、スケジュール等合わない場合には、DAD本翻訳メンバー(ゼンアーキテクツさんとか豆蔵さんとか)に依頼することもありえます。その意味でも特定のベンダーやツールに依存した話はありません。
説明会の趣旨はあくまでもDADをご理解いただくことにあり、DADを売りに伺うわけではありません。DADの有効性を理解いただきチャレンジする方が増えていけば、自然とビジネス機会が増えていくという捉え方です。ですから、筆者もこの活動に関する限り、交通費等のコストはすべて自前でやってます。

で、2.の費用面について
まず、講演料を頂戴することを前提条件にしてはいません。あくまでもボランディアですから、無料でも全然結構です。もちろん、「払いたい」と言っていただいたものをむげにお断りするような非人道的な振る舞いに及ぶことはありません。その額の多寡によって講演者の熱意・集中力・説得力等が影響を受けることは、たぶん、おそらく、あまりめったにありません(と予想はしていますが、確信となると・・・)。

ただし、以下の場合には、費用負担をお願いする可能性が高いです。
・ちょっと交通費がかかっちゃう場合
一応、都内(23区周辺)を前提に考えているので、交通費がやや多めにかかる場合、実費程度のご負担をお願いする可能性は高いです。あらかじめご承知おきください。

・宿泊が必要になる場合
例えば、時間帯によっては講演後宿泊が必要になる場合もあるでしょう(大阪で午後8時開始みたいな)。交通機関の発達した日本ですから、日帰りできるエリアはかなり広くなっていますが、そういうセッティングはできるだけご勘弁を。

あ、もうひとつ。これまで、「ボランティアなので出来れば夕方で・・・」と申込みページに書いていましたが、「一緒に開発するベンダーさんも含めて聞きたいから、早い時間で出来ないか」とリクエストされることもあり、今後午後の早い時間での開催リクエストにも対応させていただくことにします。

 

・・・ということで、敷居は低く設定していますので、ぜひ遠慮なさらずに気軽にお声がけくださいませ。

記)藤井智弘

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QCon Tokyo2016で、ディシプリンドDevOpsの講演やります。

来る10月24日 QconTokyo2016(http://www.qcontokyo.com/)というイベントで、ディシプリンドDevOpsについて講演する機会をいただきました。

タイトルは、「DevOps導入&実践の落とし穴ーDisciplined DevOpsに見る体系的アプローチ」

DADのDevOpsについては、すでにブログのほうで連載モノを翻訳&公開していますが、DA2になって正式なコンテンツとして組みいれられています(現在翻訳中)ので、それと連動した内容にしようと思っていますので、ご興味のある方は是非。

いちおう筆者の所属する会社(日本ヒューレット・パッカード株式会社)の人として出るので、一部会社の戦略やアプローチが入りますが、基本はDADベースで。

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DA2.xサイト リニューアルにあたり。

書籍「ディシプリンド・アジャイル・デリバリー エンタープライズアジャイル実践ガイド」を翻訳した流れで立ち上げたこのサイトですが、DADが無事2.0(そしていまは2.x)へとバージョンが上がったのを受けて、本サイトもそれに合わせてリニューアルしました。

「なるべくたくさんのコンテンツを翻訳してお届けしたい」とは思いつつ、ボランティア活動の悲しさ、すべては無理だと思っています。当面、次の観点から翻訳対象を決めています。

  • メニュー項目から直接リンクされているコンテンツ(これを1stレベルとする)をターゲットとし、1stレベルのコンテンツ内に他投稿へのリンクが貼られている場合には、リンク先は翻訳対象とはしない。
  • ただし、DADの根幹にかかわる概念を説明する投稿については、その重要性を鑑みて翻訳することもある。
  • 書籍で提示されているコンセプトよりも、DA2として拡張されたコンテンツの翻訳を優先する。

ということで、まだまだ未成熟ですが、「DADは進化する」を言い訳にご容赦いただきつつ、ぜひご活用あれmOm

(藤井智弘)

 

 

 

 

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ディシプリンド・アジャイル・マニフェスト

このディシプリンド・アジャイルマニェストは、2001年に記されたオリジナルのアジャイルソフトウェア開発宣言を拡張し、DAフレームワークの背景となる哲学を反映させたものだ。

私達が認める価値

私達は次の価値を認める:

プロセスやツールよりも個人と対話
包括的なドキュメントよりも使用可能なソリューションを
契約交渉よりも利害関係者との協調を
計画に従うことよりも変化への対応を

 すなわち、左記のことがらに価値があることを認めつつも、ディシプリンド・アジャイリストは右記のことがらにより価値をおく。

ディシプリンド・アジャイルマニフェストの背後にある12の原則

  1. 利害関係者の満足を最優先し、価値のあるソリューションを早く継続的に提供します。
  2. 要求の変更はたとえ開発の後期であっても歓迎します。
    変化を味方につけることによって、そのお客様の競争力を引き上げます。
  3. 使用可能なソリューションを、2-3週間から2-3ヶ月という
    できるだけ短い時間間隔でリリースします。
  4. 利害関係者と開発者は、プロジェクトを通して日々一緒に働かなければなりません。
  5. 意欲に満ちた人々を集めてプロジェクトを構成します。環境と支援を与え仕事が無事終わるまで彼らを信頼します。
  6. 情報を伝えるもっとも効率的で効果的な方法は、フェイス・トゥ・フェイスで話をすることです。
  7. 使用可能なソリューションこそが進捗の最も重要な尺度です。
  8. アジャイル・プロセスは持続可能な開発を促進します。スポンサー、開発者、そしてユーザは
    一定のペースを継続的に維持できるようにしなければなりません。
  9. 技術的卓越性と優れた設計に対する不断の注意がアジリティを高めます。
  10. シンプルさ(ムダなく作れる量を最大限にすること)が本質です。
  11. 最良のアーキテクチャ・要求・設計は、自己組織的なチームから生み出されます。
  12. チームがもっと効率を高めることができるかを定期的に振り返り、
    それに基づいて自分たちのやり方を最適に調整します。
  13. 組織のエコシステムの中でアセット利用を促進し進化させます。それらのアセットに責任を担っている人々と共に作業します。
  14. ワークフローを可視化することで、しかかり作業を最小に維持しながら一連のデリバリーフローがスムーズに流れることを助けます。
  15. 組織のエコシステムは、アジャイルチームの努力を反映しまたそれを高めるよう進化しなければなりません。また、非アジャイルあるいはハイブリッドチームを十分サポートできる柔軟なものでなければなりません。
http://www.disciplinedagiledelivery.com/disciplinedagilemanifesto/
 (翻訳 藤井智弘)
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ディシプリンド・アジャイル・フレームワーク

ディシプリンド・アジャイル2.0プロセスディシジョンフレームワークは、組織が自分達のITプロセスを、コンテキストに合わせた形で合理化することを助ける軽量なガイダンスを提供する。ソリューションデリバリーや運用、エンタープライズアーキテクチャ、ポートフォリオ管理、そしてそれ以外の多くの活動をどのように組み合わせて実践するかを提示する。このフレームワークは、これらのアクティビティが対処するものがなにかを説明し、それを為すために取り得るオプションと、各オプションに伴うトレードオフを説明する。

この記事では、次のトピックスを見ていこう:

なぜディシプリンド・アジャイル2.0なのか?

筆者達がソリューションデリバリーの域を超えてフレームワークを拡張したのには、以下に挙げるいくつかの理由がある:

  1. アジャイルデリバリーチームの成功を可能にするために
    ディシプリンド・アジャイル・デリバリー(DAD) 1.xのフォーカスは、ソリューションデリバリーにおける活動のすべて(分析、設計、テスト、アーキテクチャ、管理、プログラミング等々)がどのようにしてしっかりとかつ効率的に組み合わされるかを示すことで、アジャイル/リーンチームが初めから終わりまでどのように活動するかを説明することにあった。しかし、デリバリーを成功させるためには、チームはチーム外の人々(例えば、エンタープライズアーキテクト、運用のエンジニア、ガバナンスを司る人達、データ管理者、その他諸々)と共に働かなければならない。アジャイル/リーンチームがより効果的にあるためには、これら(チーム外)の人々も、アジャイル/リーンの作法で活動しなければならない。
  2. アジャイルITの首尾一貫した戦略を提供する
    もし読者がソフトウェア開発をキツい(hard)仕事だと考えているなら、IT部門のすべての活動はさらに大変だ。IT部門とは複雑適応組織 (complex adaptive organiation)なのだ。この言葉を使った意味は、ひとつのチームのアクションは他のチームに影響を及ぼし、それがどんどん伝搬していくということだ。例えば、読者のアジャイルデリバリーチームのやり方が、やり取りしている他のチームに影響を及ぼし、そのチームから影響を受けるだろう。もし読者が(おそらくDevOps戦略の一環で)運用チームと作業しているなら、各々のチームがお互いに効果的に共同作業出来るようなやり方を採用する必要がある。各チームは、他のチームから仕事のやり方を学び改善することが望ましい。この改善はさざなみように他のチームに伝わっていく。難しいのは、IT分野の各領域はひとつかそれ以上の知識体系(bodies of knowledge)を持っており(場合によっては“知識本(books of knowledge)”として出版されていたりするが)、この類いの体系は、各領域で働く人へのガイダンスを提供している。例を挙げると、管理者であればPMIBoKやPrince2、エンタープライズアーキテクトであればTOGAF やZachmanフレームワーク、ビジネスアナリストであれば、IIBA BoK、データ管理者でれば、DAMA BoK等々、といった具合だ。これらのインダストリーグループとそれに関連する知識体系は、お互いを否定しあい、アジャイル/リーンの学習曲線の異なる位置におり、時々アジャイル/リーンではない戦略を推奨したりする。ITのレベルでは、大きな混乱が起こり、機能不全に終わる可能性がある。DAフレームワークは、どのようにこれらすべてを柔軟に組み合わせて、複雑適応系において直面した現実をサポートするかを提示する。
  3. リーンエンタープライズのサポート
    リーンエンタープライズは、市場での変化を予測し、迅速に対応することを可能にする。これは、直面している状況に対応出来るように変化することを促す、組織の文化と構造によってなされる。リーンエンタープライズは主流のビジネスで学び続けるマインドセットと、イノベーションをドライブする底流に流れるリーンおよびアジャイルプロセスを必要とする。これは、アジャイル/リーンのやり方でIT部門が作業出来るということも意味している。
  4. コンテキストを考慮する
    すべての人、チーム、組織が、ひとつひとつはユニークなものだ。これが意味するところは、読者諸氏には、選択肢を提供したフレームワークが必要だということだ。それによって読者は現実に直面している状況に対処するためのアプローチをテイラリングでき、後々それを進化させることができる。SAFeやNexusのようにあらかじめ規定され(prescriptive) 1サイズですべてに適用させるフレームワークは、プロセスに関連する最初期のニーズに対しては魅力的で簡単なソリューションに思えるかもしれないが、現実は採用した組織に対して、良いことよりも害を及ぼすほうが多くなることがしばしば見られる。

なぜ名前を変えたのか?

フレームワークのスコープが、ITソリューションのデリバリーをどう効果的に進めるかから、IT活動全般をどう効果的なものにするかへと、進化している。結果として筆者達は、”ディシプリンド・アジャイル・デリバリー”という名称が、もはやフレームワークのゴールを表現していないと感じた。”ディシプリンド・アジャイル”のほうがより正確だ。

リリース戦略(※訳注:古い情報です)

 基本的な素材は2014年後半から2015年にかけてリリースを始め、最終的には、2015年8月リリースを予定している。つまりまだ終わっていない。2015年8月にDA2.0 のマテリアルを段階的にリリースしていく。

経緯・歴史

 このフレームワークは、3つのメジャーリリースをここまで重ねてきた。
  1. ディシプリンド・アジャイル・デリバリー 0.x     本フレームワークの起源は、IBM Rationalで2009年の始めから2012年6月にかけて開発された。 IBMチームは、ビジネスパートナーと密に協力してきたが、その中にMark Linesが参加し、Scott Amblerがリードしてきた。IBM Rational Method Composer(RMC)は、DADフレームワークの早期バージョン(バージョン0.5)をサポートしている。
  2. ディシプリンド・アジャイル・デリバリー 1.x     2012年6月の最初のDAD本”ディシプリンド・アジャイル・デリバリー”出版を以て、DAD1.0のリリースとしている。DADフレームワークの進化と公開は今ご覧のサイト上で2012年の8月から始まっている。DADフレームワークの知的財産は、Disciplined Agile Consortiumへ2012年10月に引き渡され、2014年6月IBMにより法的に確認された。
  3. ディシプリンド・アジャイル・デリバリー 2.0     これが現在のバージョンである。最初のリリースは2015年8月に行われた。前述したように、フォーカスはITプロセスへの柔軟でコンテキストに応じたアプローチへと進化している。

将来

今後もこのサイト上でマテリアルを開発し続けるつもりだ。アップデートの通知が必要であれば、このブログを購読してほしい。LinkedInのディシプリンド・アジャイルにフォーラムを開設しているので、進行中の議論に参加したければ、そちらにもご参加いただきたい。

 http://www.disciplinedagiledelivery.com/agility-at-scale/disciplined-agile-2/
 (翻訳 藤井智弘)
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